トービョルン・オーマン氏

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 スウェーデンの鍛冶職人、トービョルン・オーマン氏 Herr Torbjörn Åhman の動画をYouTubeで見る。

 この人の動画は面白い。何より、確かな鍛冶技術が素晴らしいし、時折挿入されるスウェーデンの風物も美しいので、よく見る。

 今回の動画は、息子らしき子供さんにも手伝わせて治具を制作し、それを使って猫の置物を作る一部始終だ。

 子供たちの愛らしさ、猫のかわいらしさ、高度な技術に裏打ちされた力強い鍛冶作業、持ち味の質素で端正、かつ繊細な作品と、スウェーデンの美しい風景が渾然一体となった素晴らしい動画だと思う。

 スウェーデンの地は時疫が猖獗(しょうけつ)を極め、困難に直面していることと思うが、この点、お見舞いを申し上げたい。

スポーツの日

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天皇陛下万歳

 祝日「スポーツの日」である。自宅の軒先に国旗を掲げ、拝礼する。

 それにしてもしかし、依然時疫は猖獗(しょうけつ)を極め、とどまるところを知らぬ。

 もとは「体育の日」であったこの祝日を「スポーツの日」と改め、もとの10月の祝日から、オリンピック開催予定の今日にまで移動させて臨んだオリンピックだ。だが、そのオリンピックがこんなことになってしまうとは、7年前、平成25年(2013)の開催地選定時に誰が想像したろうか。

 何より、ぎりぎりまで鍛え抜いている選手たちは、一日一日の練習にすべてをつぎ込み、「あと残り1,500日と15時間30分!」というような、それこそ分刻み、秒刻みの鍛え方をしてきていたのであろうから、この延期は打撃であろう。お見舞いを申し上げたい。

時事遅見

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訃報

 「ノストラダムスの大予言」で大ヒットした文筆家、五島勉氏が死去したそうである。

 祈冥福(めいふくをいのる)

 私などは当時小学生であったが、「立ち読み」が庶民の公然の娯楽であった頃でもあり、ゾクゾクしながらタダでこの本を読み(ふけ)ったものだ。今にして思うに、当時の個人経営の街の書店というのは、随分と寛容だったものである。そのかわりに、当時の大人の慣例として、その書店で大部の全集ものを購入するなどしていたのだと思う。

 私が最近読み耽っている平凡社の世界教養全集は、父から貰い受けたものだが、これも、父が街の書店との持ちつ持たれつの付き合いで買い込んだものではなかったろうか。

馬鹿なことを

 欧米土人に納豆のような高度な食品が食えるわけはあるまい。ハナッから笑止千万である。

 納豆は日本人のように高度な味覚を持つ選民によって賞玩されるものであって、毛唐にその価値を評論されるなど、不愉快そのものである。

はやぶさ2任務続行

 驚くべきその耐久性。驚愕。

購読者を愚弄してんじゃないよ(笑)

 な~にバカにしたようなこと書いてんのさ。数万の票を投じた有権者の多くは、毎日新聞の上得意客、購読者様だろうがってのよ。よくこんな取り澄ましたようなこと書いてトボけておれるよ。ネトウヨ煽ってんじゃないよ糞新聞が。

結果から言えば

 結果から言えば、日本政府の生ぬるくていい加減な「緊急事態風な国民の皆様へのお願い」と、諸外国が行った強制的で武力をも実際に国民に向けた「ロックダウン」との間には、それこそ霄壤(しょうじょう)(ただ)ならぬ逕庭(けいてい)があったと言えよう。無論、霄は日本で壤が諸外国だ。諸外国のロックダウンにはまるで意味がなかった。日本と英国の死者と感染者の数を比べて見たまえ。

 だが油断してはならぬ。夏休みに開放感に浸り、いい気になってあちこち出掛けたりなんかすれば、たちどころに数万人の感染者を生じて死者を出し、「日本人はやはり劣等で愚かな未開有色人であった」などと米英仏独伊の欧米土人どもから嘲笑の的になるばかりでなく、厳しく病気を制御しつつあるアジア諸国からも「ハハッ、やっぱり日本人など『半欧米土人』に過ぎなかった(笑)」と憫笑(びんしょう)されるだろう。

 オリンピックは中止されたが、そのかわりに、新コロによって思わぬ国威レースがスタートされたと言ってよい。また、私に言わせれば、欧米土人は核開発とその実戦使用、すなわち広島、長崎の惨劇が咎となり、彼らが信じる神の罰を受けて死につつあるのだ。歓喜のうちに罰を受け止めるがいい。

 更に書けば、神罰を神によるものならしめるのは人間の精神に他ならぬ。「精」に「神」と書いて「精神」という言葉は成る。日本人の神仏は文字通り人間の精髄にあるが、欧米人の神は人間の精髄にはない。その結果をこそ見ざらめや、というほどの気概を持ちたい。

海の日

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天皇陛下万歳

 祝日「海の日」である。自宅の軒先に国旗を掲揚し拝礼する。

 生憎(あいにく)と梅雨は(いま)だ明けず、雨が降り続く。新型コロナウイルスの世界的蔓延は心胆を寒からしめる。

 だが、逆に言うと、自然は、宇宙は、海は、人間などとは全く何の関係もなくその脈動をやめぬ。そしてまた、人間が海を海と認めて初めて海は海であり、宇宙は宇宙である。人間に観測されてその存在が十全となるものが、だがしかし、人間の願望などとはまったく関係なく存在し続けるのである。

 そのようなことを「海の日」にあたり考え続ける。

米国にデモや暴動がおこると

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 米国ではCOVID-19で14万に(なんな)んとする人命が失われている。暴動も起きており、その混乱の行方は全く予測できない。

 しかも、14万もの死者を出したCOVID-19対策への不満によって暴動が拡大しているのではない。不思議なことに、14万人ではなく、2人の死者を出した黒人差別への不平で暴動が起きているのである。

 サッパリわからないのはここで、米国の黒人差別は、制度や政治によって規定されているようなものとは違う。米国人の一人一人が勝手に黒人を差別しているだけだ。むしろ、政府や体制側は、最近流行の「ポリコレ」とて、差別には細心の注意を払っているのである。しかし、民衆は黒人差別を糾弾する。米国は完全民主主義を自称する国であるから、その理屈に従えば、自分自身、国民の一人一人が、その自分自身を集団で否定しているということになる。

 まったくもって開いた口がふさがらないが、まあ、それは置こう。それよりも気を付けなければならないことがある。

 米国になんとはない鬱屈が生じてデモがのたくる時、その背景では科学技術が進展する。

 インターネットの萌芽が見え隠れした頃、米国は自ら招き寄せたベトナム戦争の泥沼に悩み、国防総省前には数十万人に及ぶデモが押し寄せ、不平不満を叫び、叩きつけた。だが、その国防総省庁舎内では、ロバート・テイラー、ラリー・ロバーツら稀代の技術者によって着々とインターネットの開発が進んでいた。

 今、米国は混乱を極めている。その裏で、何かが着々と芽吹いていることだろう。それは間違いなく世界を席巻する何かである。

梅雨の半ば過ぎ

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 暑い。

 今日などさながら梅雨明けだとでもいうような晴れ空にむくむくと大きな入道雲が育って天を囲み、はて、このぶんだと午後は夕立ちになるのでは、と思わしめるものがあった。しかし、今年の梅雨明けはまだまだ、来週以降の予想だそうで、今日は夕立ちにはならなかった。

 庭の砂利敷き小径を手入れし、防草シートを敷き込む。猫の額ほどの庭にもかかわらず、ようやっと四半分ほど。家の東側の防草シートは先々週からとりかかってやっとこさ全部終わった。南の一番端に設置してあるエアコンの室外機の下に敷き込むのが一番の難渋で、あれこれと工夫して敷き込んだ。砂利の嵩が減ったので、ホームセンターで20kgばかり買い込んで足す。

 腰が痛くなった。

 時疫は収まらず、東京の感染者は未だ200人を超す。しかし新コロの死者は全国通算でも0人~2人程度で推移している。検査を受ける者が増えていると言うだけのことだから都内だけでも200人を超すのだ。東京では感染者に給付金を出すなどと言う区も現れたと仄聞するが、そういうカラクリであれば、我も我もと検査に手を挙げるのは自然の流路とも言える。有象無象のあさましさに憫笑すら漏れる始末だが、責めるわけにもいくまい。

 風呂に入る。肌脱ぎになって冷凍庫の氷の塊を割ってたっぷりカチワリを作り、それでウィスキーを一杯。涼味が咽喉(のど)を転がり落ちていく。汗が引いていき、酩酊がやってくる。シャツの胸元に扇風機の風が入る。ウィスキーに少し垂らすライム・ジュースの味が鮮やかだ。

 たとえ沈滞していても、そんな生活の楽しみだって、ある。

時事芬臭(ふんしゅう)

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何を言っていやがるこの野郎

 テレビ芸人なんかになんの責任があるものか。日々無責任に害悪発言を繰り返していて、よくこんなことが言えるものだ。責任があるというのなら、テレビカメラの前でずっと押し黙っていろ。

 ネット発言をする者のパーソナリティが見えないのは、単に無名であるだけのことだ。そんなこともわからぬような輩が公共の電波で我が物顔に我意を押し通そうとするなど、もはや世も末である。

 こ奴は自殺したタレントにことよせて人々を非難しているが、結局のところ一見始末をネットで発言する有象無象のせいにして、テレビ会社による人権蹂躙はなかったことにしてしまっている。そもそも一件はテレビ会社による行き過ぎた無理な番組制作が根本原因ではないか。

 自ら誇る自分の名前によって正々堂々、人殺しのテレビ会社を糾弾すればどうか。だができまい。テレビ会社に取り入って金を儲けているのだから。所詮タレントなどそんなものだ。

責任から逃げている米国民

 香港がどうとか、よそに難癖をつけて非難をかわしていないで、自分の国内の、新型コロナウイルスによるおびただしい罪なき死者の人権を擁護してはどうか。アメリカじゃもう10万人も死んだんだぞ。香港で10万人も死んだか?テメェんところじゃ新コロで10万人も殺しているじゃないかよ。しかもなお、ウイルスを次々に輸出してるんだぜ?

 アメリカ人よ。世界に対して責任とれよ。人殺しだぞお前らは。

ウクレレやギターや

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 時疫(じえき)(ごも)りの無聊(ぶりょう)(まぎ)らわすためとて、妻がウクレレのセットを買い、長女がフォークギターのセットを買った。楽しそうに(つま)()いている。

 妻がウクレレを弾いているのを見ていると、自分も触ってみたくなり、「オイ、俺にもちょっと貸せ」と借りてみた。

 弾きたい曲のメロディーが根音かどこかに混じった和音を弾けばコードになることがわかった。C、F、G7、その他少しのコードを覚えると、「海行かば」(大伴家持作詞・信時潔作曲)が弾けることもわかった。

♪ ( C)(Dm)(Em)
 (G7)(C)くかば(G7)
 ( C)(E7)(F A7)
 (DmG7)生すか(C)(C7)……

……おおっ、こ、これは面白い。歌いながら弾くと楽しい。弦楽器ってこんな面白いものだったのか。

 ひょっとすると、この調子ならギターも弾けるかも!?というわけで、「オイ、お前のギターをちょっと俺にも貸せ」と、長女のギターを借りてみた。

 だが、「F」のコードのところで挫折した。……指が変になりそうだ。ギターを弾ける人はスゲェ。どんな指してるねん。指に骨が入ってないのとちゃうやろか。あんな変な指の形、変態やないとでけへん。

 などと吐き捨てつつも思い返すに、ピアノが少し弾けるようになった頃、そのことを人に話すと、「あんな左右の手や足がバラバラに動くようなことは常人のなしうるところではない。キチガイだ」というようなことを言う人がいたことを思い出す。

 キチガイでもなんでもない。相当上級の曲を弾く人のことは別として、ピアノの手足は、実はバラバラになんか動いていない。一定のリズムと規則で動いており、バラバラではないのだ、ということを、ピアノを1年ほど弾いてみているうちに実感・納得したことを思い出す。

 だから多分、ギターにも音楽のルールがあって、Fコードも多分なんてことはないのだろうと思うが、しかし、門外漢には極めて難しいのである。

時事沈々(ちんちん)

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 梅雨までのわずかな期間、初夏の風が薫る心地のする候となった。爽やかだ。

 しかし世相は依然猖獗(しょうけつ)を極めるコロナウイルスに(おのの)いている。

欧米人の入国禁止、旅行移動禁止というのは、今どうなっているのか

 これを見れば、いまや欧米諸国人が疫病蔓延の元凶であることは明らかである。ところが、数か月前、「中国人を入国させるな」などと(わめ)き立てたほどの強さでは、「アメリカ人を拒否しろ」とか「イギリス人を拒否しろ」なんてことは、誰も言っていない。

 おかしい。

 これは、テレビや新聞が悪い。検察官の定年なんぞで扇動なんかしていやがって、木っ端役人の1年や2年の分限(ぶんげん)(ごと)き、どうだっていいんだよそんなことは。

 仕事をしろよ仕事を>ブン屋どもめ

これ、被害者ぶってるけど、おかしいよ

 違うな。

 中国を責める前に、「米国大統領は力及ばず、国内で新型コロナウイルスを培養・蔓延させ、数多くの自国民を病死させてしまったばかりか、これを欧州その他世界へ再びばら()く愚をも犯してしまった」……っていう、まず第一にそこなんじゃねぇの?

 迷惑だよ。

 だいたい、今日現在、8万5千にも及ぶ死人を出してるんだぜ米国は。よろしいか、感染者じゃないぞ。死人だぞ、死人。もはや亡くなった人々を哀しみ(いた)み、沈々粛々としておれるような情緒的レベルなど、とうに逸脱している。犯罪行為だよこんな米国みたいな国のすることなすことは。

 中国なんぞに因縁つける前に、もっとしっかり、国民が政治をせい。

本来の危険な核武装国家はどこか

 ……。

 こんなニュースを見るにつけ、いつも感じるのだが、そもそも、北朝鮮なんかより、米、露、中、仏、英なんかのほうが、よっぽど怖くねえか?核とかICBMとか核原潜とかそういう危険なアレやコレやが常態化しちゃってるってだけであって。

どうしても中国を敵とみなしたいんだろうなあ

 中国に対する米国の態度は、そのままでは首肯できかねるものも多いが、これはなんとなく、「ああ、そういうサイバー攻撃なんかは、ありそうだな」と思わせる。

 しかし、読売の書きっぷりも「中国『系』ハッカー集団」などと記していて、「系」ってなんだよ「系」って、はっきり書けよオラ、……という感じもする。多分、そこいらあたりがどうもうまく調べられないのだろう。

 さておき、戦争マニア国家米国は、「敵」「我」という、戦争を想定した対立軸でしか国のアイデンティティを保てない。もはや哀れである。

超軍事国家

 マァ、さすが、あの狭い国土にいまだに70万人もの地上兵力を擁し、徴兵制を()いて旧日本陸軍もかくやという地獄のシゴキ兵営を保ち続ける超軍事国家・韓国、ではあるわな。

 国民を監視カメラで追い掛け回して感染源を徹底追及しようってんだから、北朝鮮も真っ青だな。

 で?何?「韓国が優れたコロナウイルス対策をして称賛されているから日本政府も見習え糞アベガー」……ですか?

 ……嫌です、そんなの。私は日本流がいい。今のところ日本のコロナ対策は世界に冠たるレベルにあると自信を持って言える。

米国人が下品だなんてことは、昔から全世界的な共通認識である。

 これ、さあ。トランプ氏の下品さが際立つように思うでしょ?

 私が思うに、それは違うな。トランプが下品なんじゃない。アメリカ人なんて、どいつもこいつも、もともとこれくらい下品なんだよ。このトランプ氏の言動って、普通~ぅの米国人の、(ごく)ごぉ~く普通の感情を代弁してんのさ。アイツら、腹の中では、9割とは言わない、そこまでひどくはなくても、まず6割5分くらいの人間が、「チャンコロ、シナの黄人のクセに幅効かせてやがって、いつか皆殺しにしてやるからな」くらいにしか思ってないのさ。

 ましてや、日本なんぞ。米国人なんてものは、日本人なんか、鼻糞くらいか、それ以下の塵埃(ゴミ)とか恥垢(チンカス)くらいに思ってますよ。「もう一発原爆見舞って殺してやろうかい」ぐらいの、それぐらいの尊大倨傲(きょごう)ですよ、こんな奴ら。

 キリスト教徒のクセして、愛なんてゼロだよ。

時事哀観

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こ、こここ、これは一体

 な、ななな、何事……!

 つまり、アレか、「人のセックスを笑うな!」みたいなことか?

 これを理解しよう。私は寛容なのだ。

なんじゃい、まだおったかんかいコイツ(笑)

 忘れてたヨ。

 まあ、パイロットを処分、ってのは、手厳しいかなァ。悪いのはゴーン何某(なにがし)なんだからねえ……。

せせら笑っていたら駄目だ

 これを冷笑していたら駄目である。右翼ぶってこれを(あざわら)えば、天罰覿面(てきめん)、日本もまた同轍(どうてつ)を踏むこととなろう。

 油断をすれば多くの人が死ぬ。そして欧米のように国際的な評価を失墜させ、ひいては、昔のように日本人であるというだけで劣等の国民として差別されるようになる。

 他山の石、という言葉もある。

【!】良いアイデアを思い付いた

 パチ屋が問題になっている。

 しかし、パチ屋に行かないと生きていけない人というのは、どうしてもパチをやらないと気が済まない、馬鹿であって阿呆であって、そして病気なのである。それを責めようがどうしようが、どうしてもなんとあっても、彼らはパチ屋に行くのだ。

 それで、面白いことを思い付いた。我ながらグッドアイデアだと思う。

 パチ屋は店を閉める。そのかわりに無関係が建前の景品交換窓口で、景品を売るがよい。ライターの種石やら文鎮なんぞを、いつもの買取値段の10%引きの大サービスで売るのだ。ただ、いつもとは少しだけ違う色の、例えば赤い種石や文鎮にするといいだろう。

 言うなれば、これはパチンコマニアの先入金である。

 パチ屋の店先には、最初(ハナ)っから嘘でいいので、

「営業再開できた暁には、景品をお持ち下されば、10%サービスで余分に玉貸しいたします」

と書き添えておくがいい。そう、嘘でいいのだ。

 実際に出玉なんか返す必要は、ない。取りっぱなしでよい。営業を再開したら、その日のうちに全部スらせるのだ。そもそもパチンコなんてそんなものだ。だいたい、全部トータルすると、パチ屋なんて取りっぱなしなんである。しかし、馬鹿は喜々としてライターの種石を買うだろう。そして、営業再開できる日まで店は閉めたままでよく、よって従業員に時給を払う必要すらない。

 直接景品交換窓口にライターの種石を持ち込む阿呆もいるだろうが、「この色の種石は一度パチ屋の方へ持っていって出玉で遊んでください。一割増で多く玉を借りることができますよ」と断るとよい。パチ屋の方では球を直接交換しないよう、しっかり見ておればよかろう。

 しっかり見ておくのが面倒くさければ、変な色のライターの種石を売るだけ売って、あとは七里蹴灰(けっぱい)、店を潰して遁走すればよい。

 こうすれば、普段よりかえって儲かるだろう。客もカネの払い甲斐があって満足するのではないか?なぜなら喜々として北朝鮮に貯金するような馬鹿だから、そんなさまざまな理屈など到底わかるまい。

冷笑されるべきはこっちのほう

 技術立国日本の国民として、暗証番号やパスワードがわからぬようになるような者など、いまや生きる権利すら脅かされるのだということを深刻に思い知るがいい。愚かだからこんなことになるのだ。3時間4時間待たされるのは、罰だと思って我慢するべきだ。

 よくよく反省し、「マイナンバーは命のナンバー」だと再認識して、二度と期限を失効したりパスワードを忘れたりしないようにすることだ。年寄りだとか難しいとか、言い訳は通用しない。マイナンバーごとき、こんな簡単なことも弁じ得ぬような者が役所からカネを引き出そうなど、おこがましいというものである。まして窓口の吏員を怒鳴りつけるなど。