建国記念の日

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天皇陛下万歳

 祝日「建国記念の日」である。自宅の軒先に国旗を掲げ拝礼する。

 建国記念の日はその由来を遠く記紀神話に(さかのぼ)る。神武天皇即位の元日、皇紀元年(前660)旧暦一月(ついたち)が建国日なのであるが、この日は新暦上では2月11日であったため、(すなわ)ち本日、2月11日が「建国記念の日」として祝日に定められているものである。

 今年の旧正月は明日、2月12日なのであるが、このように旧暦は新暦上では数日移動するため、建国記念の日と旧元日は(ほとん)どの年で一致はしない。

成人の日

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天皇陛下万歳

 祝日「成人の日」である。自宅の軒先に国旗を掲げ拝礼する。

 生憎と新型コロナウイルス感染拡大中であり、緊急事態が宣言されている。各地では例年の要領での成人式は行われていないが、しかし、成人式を迎えた若い人には将来に希望を持ち、学業に仕事に、しっかり励んでほしいと思う。

 不安かもしれない。だがしかし、なぁに、何とかなるし、どうにかなるサ。

元日

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天皇陛下万歳

 祝日「元日」である。軒先に国旗を掲げ拝礼する。

 「数え年」には0歳がなく、母の胎内での1年を0歳とし、生まれた日を1歳と数え、そして元日に一つ年を取る。極端な例で言うと、大晦日に生まれた子は、翌日に2歳となる。よって、例えば私なら、9月生まれで、今満年齢54歳だが、数えだと今日で56歳ということになる。

 ともあれ、そうしたことから、昔、元日は国民全部の誕生日であり、日本建国の記念日でもあった。今の建国記念日は概ね旧暦の一月(ついたち)であるが、これは明治維新以前は「正月すなわち建国記念日すなわち民衆皆の誕生日」だった、ということである。

勤労感謝の日

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天皇陛下万歳

 祝日「勤労感謝の日」である。

 祝日法の定めによれば、「勤労をたつと()び、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。」とあり、労働や生産を祝うものであるが、もともとは新嘗祭(にいなめさい)と呼ばれ、戦前は皇室・国家を挙げて行われていた祝祭日であった。戦後、現在の形に改められた。

 その起源は歴史的で、遠く記紀万葉、飛鳥時代に(さかのぼ)る祝日である。皇極天皇の頃には既に行われていたことが日本書紀に見える。私の蔵書の、右の岩波の日本書紀ではp.198に、旧暦十一月十六日(十一月(しもつき)(ひのとの)(うのひ))に行われた、とある。

 皇室祭祀であり、収穫を天神(てんしん)地祇(ちぎ)(こと)()ぎ、ひいては記紀に言う「国民(おほみたから)」の働きを(よみ)せられたまうものであって、その趣旨とするところは現在の祝日法の定めと何ら矛盾しない。

 (ちな)みに、(かしこ)きあたりにおかせられては、昨年ご即位あそばされたため、昨年の新嘗祭は特に「(だい)(じょう)(さい)」と呼ばれ、格別(おごそ)かに(まつ)りあそばされたことも記憶に新しい。

 よく晴れた朝となった。自宅の軒先に国旗を掲げて拝礼する。

文化の日

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天皇陛下万歳

 祝日「文化の日」である。自宅の軒先に国旗を掲げ拝礼する。

 「文化の日」は明治節、即ち明治大帝の生誕節であることは論を待たぬ。文明開化を唱導した明治大帝の祝日が、戦後「文化」を冠する祝日となったことは、まことに相応(ふさわ)しいことであったと言えよう。

秋分の日

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天皇陛下万歳

秋分の日 祝日「秋分の日」である。自宅の軒先に国旗を掲げて拝礼する。

 畏し、宮中では今日「秋季皇霊祭」が執り行われるが、祝日としてはこのほうがもともとのものであり、戦前は名称も「秋季皇霊祭」であった。戦後名称が改められたものである。

 今日はよく晴れ、秋分らしい朝となった。爽やかである。

敬老の日

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天皇陛下万歳

敬老の日 祝日「敬老の日」である。自宅の軒先に国旗を掲げて拝礼する。

 敬老の日そのものは他の多くの祝日とは違い、古来からの風習や伝統(例えば春・秋の皇霊祭が春分の日・秋分の日、端午の節句が子供の日、新嘗祭が勤労感謝の日……等々)を元にしてはいないが、日本民族の精神として長幼の序を正しくして孝を()くすということは伝統的なものであり、その点で祝日として相応(ふさわ)しい。

 秋らしく、涼しくなった。

山の日

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天皇陛下万歳

 祝日「山の日」である。自宅の軒先に国旗を掲げて拝礼する。

 海洋国であるところに「海の日」、また同時に山岳・森林の奥深い国柄に「山の日」と、わが国には誠に相応しい祝日が揃っていると言えよう。

 季節は既に立秋を過ぎた。残暑厳しい、とは文字通り、また時疫も心配であるが、元気を出して乗り切っていきたい。

 夕暮れ、見事な夕焼けとなった。暑くはあるが、黄昏時(たそがれどき)ともなると空気に秋の香りも多少感じられる。

スポーツの日

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天皇陛下万歳

 祝日「スポーツの日」である。自宅の軒先に国旗を掲げ、拝礼する。

 それにしてもしかし、依然時疫は猖獗(しょうけつ)を極め、とどまるところを知らぬ。

 もとは「体育の日」であったこの祝日を「スポーツの日」と改め、もとの10月の祝日から、オリンピック開催予定の今日にまで移動させて臨んだオリンピックだ。だが、そのオリンピックがこんなことになってしまうとは、7年前、平成25年(2013)の開催地選定時に誰が想像したろうか。

 何より、ぎりぎりまで鍛え抜いている選手たちは、一日一日の練習にすべてをつぎ込み、「あと残り1,500日と15時間30分!」というような、それこそ分刻み、秒刻みの鍛え方をしてきていたのであろうから、この延期は打撃であろう。お見舞いを申し上げたい。

海の日

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天皇陛下万歳

 祝日「海の日」である。自宅の軒先に国旗を掲揚し拝礼する。

 生憎(あいにく)と梅雨は(いま)だ明けず、雨が降り続く。新型コロナウイルスの世界的蔓延は心胆を寒からしめる。

 だが、逆に言うと、自然は、宇宙は、海は、人間などとは全く何の関係もなくその脈動をやめぬ。そしてまた、人間が海を海と認めて初めて海は海であり、宇宙は宇宙である。人間に観測されてその存在が十全となるものが、だがしかし、人間の願望などとはまったく関係なく存在し続けるのである。

 そのようなことを「海の日」にあたり考え続ける。