応用曲「エリーゼのために für Elise」その0.40

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 台風一過。

 仕事から帰ってせっせと「エリーゼ」の練習をする。10回ほども弾いたが、第2中間部にまた困難を覚えるようになってしまい、弾けば弾くほどひっかかってなかなかはかどらず。

応用曲「エリーゼのために für Elise」その0.39

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 仕事から帰ってきてから、夜、せっせとピアノの練習に励む。

 昨日よりマシになったとも思えないのだが、とにかく、練習記録をとっておこうとて。

応用曲「エリーゼのために für Elise」その0.38

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 「エリーゼのために」、朝から30回か40回も練習した。成果を得たと思うが、ミスタッチばかりして、録音はなし。

 1箇所、指づかいを直した。

 これまで11小節目の左手、「ソソシ」を「5・2・1」で弾いていた。私の使っている全音の「最新バイエル」所載の楽譜にはこの部分の指づかいは書いてなかったからだ。

 だが、何度弾いても弾き慣れず、おかしいなあと思って参考に買っておいたピアノピースのほうを見ると、この部分は「5・1・2」と記してあった。以前に気付いた4小節目の左手と同じである。

応用曲「エリーゼのために für Elise」その0.37

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 盆も仕事の私である。

 さて、「エリーゼのために」、相変わらず練習中である。

 先週、珍しく家内が「ねえねえ、あの『辻井伸行』さんの『英雄ポロネーズ』、買ったやつ聴かせて」と言うから、ヘッドフォンステレオをピアノのスピーカーにつなぎ、二人で聞いた。すばらしい演奏だ。

 その時、思いつきで、ついでに大導寺錬太郎という人の「エリーゼのために」も聴いた。この人は高名なピアノの先生だ。

 「エリーゼのために」くらいの初心者向けの曲は、有名な奏者の演奏を聴いて参考にしようと思っても、なかなかレコードなどが見当たらない。しかし、「ピティナ」のホームページへ行くと、その中の「ピアノ曲事典」の中に、上の大導寺氏の演奏と、同じく高名なピアノの先生の故園田高弘氏の演奏の二つがあり、無料で聴くことができる。

 通勤時にでも聞いて稽古の足しにしようと思い、ダウンロードしてヘッドフォンステレオに入れてあったのだ。

 そこで、チョイとイタズラをした。

 大導寺氏の「エリーゼのために」を家内と聴いた後、「それじゃあ、ちょっと勉強に、ドイツ音楽の権化と言われている、南米の名ピアニスト、クラウディオ・アラウの『エリーゼ』を聴いてみようよ。これは最近発見された珍しい録音なんだ」とかなんとかテキトーなことを言って、まったく別の演奏を鳴らした。実はそれは、前回の私の演奏である。

 家内と娘たちはフムフムといいながらそれを聴き、「おお、やっぱり音色が違うわねぇ」などともっともらしくうなずいている。

 1~2分ほど聴いて、適当な頃合、

「ええい、愚か者めらが!!これはなァ、昨日のワシの演奏ぢゃッ!!」

 と、暴露してやったのであった。家内は眉間をよせて変な顔をしたが、「ナニよそれもう」と言って笑った。

 しかし、固く信じ込んで聴くと、私の素人演奏も、老いて円熟した往年の名ピアニストの演奏に聞こえなくもないところがなんだか笑える。

応用曲「エリーゼのために für Elise」その0.36

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 「エリーゼのために」、引き続き練習中である。

 さてふと気づいた点であるが、楽譜によってペダルに非常に大きな違いがあるのだ。

 第1中間部への入り口、「ミ・ファ・ミ、ファラド~」というところの、「ミ・ファ・ミ」なのであるが、私が主に使っている全音楽譜出版の「最新バイエルピアノ教則本」巻末に応用曲として掲載されているものと、同じく全音の、ピアノピースのものとでは、下のように違う。

Forelise_efe_pedal_beyer_4
「最新バイエル」掲載

Forelise_efe_pedal_piece
全音「ピアノピース」

 これは非常に大きな違いである。かたやペダルを踏めと言い、かたやペダルを放せとある。また、ピースのほうにはスタッカートがある点も見逃せない。弾いて聴いてみてもこの点は大きく違う。

 「バイエル」のほうだとペダルで音が伸びるが、二つ目の「ラドファド」の和音が三つ目の「ソシドミソド」の和音に混じって聴こえて、ちょっと汚い感じがする。

 さりとて、ピースのほうだとなんだか、あわてて弾いているみたいだ。

 ネット上の他の方の演奏では、だいたい「ピース」のほうと同じ「ペダルなし、スタッカート」で弾いているようだ。私のピアノに内蔵されているデモ曲もピースと同じである。

 「初心の練習者は楽譜に忠実に」というのが基本であるとは思うが、楽譜のほうでこうも違うと、練習者としてはどうしたらいいかわからなくなる。

 こんなときにはやはり自分で判断するのだろう。

 私はバイエル修了程度で、バイエルの教本で練習してきたのだから、バイエル所載のものに従うことにしよう。これまで弾き慣れていることでもあるし。

応用曲「エリーゼのために für Elise」その0.35

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 「エリーゼのために」、週日の練習となると、もう、なんだかムリヤリ弾いている感じである。なかなかうまくもならず、苦しい。今日も録音成果はなし。

 夜、帰宅してみると、次女が半ベソかきながらピアノの稽古をしている。家内にピアノの練習しなさいと度々言われても弾かず、ついに叱られたのだ。しぶしぶ弾き出したものの、家内も忙しいから家事などをしはじめてしまい、それで、家内にピアノを聞いてもらえないのが次女の不満らしい。

 しばらく眺めていると、本当に面白くないらしい。顔に「ピアノ嫌、面白くないッ」と太々と書かれている感じである。しぶしぶと弾くル・クーペの練習曲は、間違いだらけで、音にも面白くない気持ちが滲み出している。

 「お前、本当に、ピアノがイヤなんだなァ」と私。

 次女が身構える。以前に「そんなにイヤなのなら、無理に続けなくっていいッ!教室も辞めてしまえ!そして、一生ピアノなんか触るな!!」と怒鳴りつけたことがあるからだ。だが、今日は怒鳴る気は私にはなく、

「いや、別に『イヤならやめてしまえ』なんて、お父さん、今日は言わないよ。ただ、ホントにお前は、ピアノがイヤで、面白くないんだなァ、ってことが、よくわかったってだけだ」

そう言ったら、

「嫌いじゃないモンッ!面白くないとか嫌いとかじゃなくて、好きとかでもなくて、えっと、『普通』だもんッ」

「・・・ナニを言う。顔におっきな字で『面白くない』『嫌い』って、書いてあるわい。」

「書いてないもん。マジックとか鉛筆とかで書いたりしてないもん」

「ハハハ、顔に書いてあるのは『心の字』だから、マジックで書いたわけじゃないぞ」

「じゃあ、消すもんッ」

次女は強情を張り、棚から消しゴムを取ると、本当にそれで顔をこすりだした。

「あー、顔に書いてある字は消しゴムでは消えんぞ。『心の字』だからな。ホンモノの消しゴムじゃなくて、『心の消しゴム』じゃないと消えんワイ」

「えーっ、そんなあ」

「ふむ、心の消しゴム、か・・・(我ながらなかなかイカすことを言ったもんだワイ、と思いつつ)心の消しゴムはどこにあるかナ、と・・・ああ、あった。お前、お母さんの後ろに行ってみ?」

と、台所で汁なんか煮ている家内のほうを指差す。素直に次女は台所へ行き、家内の後ろに回る。

「お母さんのお尻で顔こすってみ?『面白くない』っていう字が消えるから」

次女は家内のお尻で顔をゴシゴシとぬぐい、家内も次女の小さいやわらかい手でお尻を触られて、少々笑う。

「ほんとうだッ!消えた消えた!」と次女が笑い出した。

 家内はというと、小言のホコ先がチャカされたようで、少々面白くない顔つきになったが、まぁ、こういうひとコマもアリかな、と。

 次女があらためてまたピアノに向かい、テレマンのガヴォットを弾き始めたら、楽しげな音色に一変した。

 「じゃあ、かわるがわる練習しよっか?」と、私も練習を始めたが、一度づつ弾いたところで晩御飯が出来上がり、「御飯よ~」と家内の喫食命令が出たので、練習もそこまでとなった。

応用曲「エリーゼのために für Elise」その0.34

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 今日は仕事が休み。

 朝から「エリーゼ」、十数回も練習したが、うまく弾けず、録音成果はなし。

 第1中間部の出口の「ミファミレミシミレミ・・・」というところを間違えて覚えて弾いていたのに気づいた。

「ミファミレミ、シミレミ、シミレミ~」

と弾かなければならないところを、

「ミファミレミ、シミレミ~」

と弾いていた。楽譜と言うのは随時確認しなおすべきものだなあと思った。

 そこを矯正しようと練習したら、気になって妙にギクシャクと全体がヘンになってしまい、必死になればなるほど失敗ばかりして、なかなかツラい練習になった。

 こういうときにそれでも手を抜かず、性根を据えて練習すると、次の日あたりに一皮ムケた感じのサッパリした演奏が出来るのだ。

無題

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 家内が朝早くから掃除やら洗い物やら、コトコトと物音をたてている。それを聞きながらも睡眠をむさぼる。

 朝10時に起き、ウンザリするような暑さの中、大ぶりのグラスにアイスコーヒーを作って飲むのが朝食代わり。

 「エリーゼ」5~6回も練習する。

 長女が近所の体操教室主催のキャンプに行っている。

 三郷にできた「コストコ」へ買い物に行き、スペインワインの白とロゼを買い込んで、冷やして明るいうちからキコシメす。うまい。

 夕刻、三日月。

 近所の公園に櫓が建ち、音頭の太鼓が聞こえる。次女と見に行き、すぐ帰る。

応用曲「エリーゼのために für Elise」その0.33

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 「エリーゼのために」、引き続き練習しつつある。

 仕事が終わってからの練習は、自分ではそうは思っていなくても疲労の影響が大であり、うまく弾くことは至難である。

 今日の出来はこんなところ。

かわせみ河原

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 「海の日」の連休の一日、子供たちの同級生つながりの知人どうしであるSさん、Iさん、私佐藤の3家族でキャンプに行った。

 有名な「長瀞」の下流のほうにある「かわせみ河原」というところだ。荒川の河川敷である。Iさんが前から知っていた取って置きの場所だそうで、道路が空いていれば家から2時間弱ほどのドライブで着く。

 近くに「川の博物館」という施設があって、ごく小さな子供でも遊べる。公営の保養施設があり、入浴もできる。公衆トイレがすぐ近くにあるから、女性でも心配がない。

 時間が遅いと混むので、8時前には着くような計画がよい。私たちは5時出発、6時半過ぎには着いたのだったか。

Dvc00169_3 河原の利用には、環境美化協力費として300円ほどかかるだけだ。その費用によりきちんと整備されたゴミ捨て場が利用でき、ゴミの持ち帰りに悩まなくて済む。

 特に区画などの取り決めはなく、広大な河川敷でのびのびと遊ぶことができる。水はわりときれいで、水遊び程度のことには何の支障もない。流れは緩やかで、子供が遊んでも安心である。残念ながら釣れるほどの魚はいないようである。

 川水は飲むには不向きかもしれないが、近くに公共トイレの水道があり、水汲みが可能だ。

 雨の降らない曇り空、蒸し暑くはあったが陽には照られずにすみ、のんびりできた。河原からほんの5分ほども車を走らせるだけで、国道沿いの郊外に出られ、スーパーでもなんでもある。バーベキューの材料などはそこで現地調達が出来るし、忘れ物をしてもホームセンターで買うことが可能だ。

 卵、チーズで燻製を作り、「まる鶏」を2羽、まる焼きにした。

 卵やチーズの燻製は簡単で、私はバーベキューに行くとこれをよく作る。1斗缶を利用した自作の燻製釜を使う。1斗缶の高さの半分くらいのところに1段目の網棚、その上に2段目の網棚を作ってある。下の段には下味をつけたゆで卵、上の段には市販の四角チーズを縦割り半分にしたものを並べる。ホームセンターやアウトドアショップで売っている「スモークウッド」の端に火をつけ、4時間ほど放置すれば、スーパーの安売りの卵やチーズがまるで高級な珍味セットにでも入っていそうな本格燻製に変わる。おいしいので、一緒に行った人はだいたい褒めてくれる。

 意外にも、この燻製作りでいちばん困難を覚えるのが、「角チーズ」を買うことだ。ふた昔ほど前なら、チーズというとこの四角いボール紙の箱に入ったプロセスチーズしかなかったものだ。ところが今では、スーパーマーケットに行くと、カマンベール、エメンタールにミモレットといった本格チーズや、スライスチーズ、袋入りのピザ用チーズはいくらでも見つかるのに、この単純きわまる四角い安チーズが見つからない。たくさんの家族で切り分けるには、この四角いチーズに限るのだが、今は流行らないらしく、手に入りにくいのだ。幸い、近所のディスカウントショップ「ロヂャース」の食料品売り場にはいまだにこれが置かれているので、そこで買っている。

 バーベキューで「まる鶏」を焼いたのは初めてだった。うまく出来るかどうか不安だったが、幸い、食えるものに仕上がった。

 「まる鶏」は、肉屋に言うと仕入れておいてくれる。今回はサムゲタンに使うほどの小ぶりの若鶏2羽である。下ごしらえは前日にする。塩と胡椒とガーリックパウダーを、表とおなかの中にまんべんなくしっかりとすり込み、冷凍してしまう。出発前にクーラーボックスに詰めていけば、保冷剤がわりになるし、ほどよく解凍されて塩味もなじむ。

 こいつを炭の熾きたバーベキューグリルにのせ、初めは焦がさないようせっせとひっくり返して表を焼く。1時間ほども貧乏人のようにせかせかとひっくり返しておれば焦げない。そのうち炭が静まってくるから、そうすると今度はグリルにふたをして蒸し焼く。5分に一度はふたを開け、ひっくり返す。3時間ほど焼くとこんがりと焼き締まり、うまい丸焼きになる。あっという間に食べてしまい、3家族12人に2羽では少々量が少なかったようである。

 Sさんが近所の木材店に臆せず入り、焚き木にする材木の端切れをたくさん仕入れておいてくださった。ダメもとで「焚き木にするようなものが欲しいのですが・・・」と材木店の親方に言ってみたら、「ああ、そこらへんにあるヤツ、いくらでも持ってきナ」と快い答えで、タダでくれたそうな。蒸し暑い真夏とはいえ、川でびしょ濡れになって遊ぶと冷える。子供たちはSさんが用意したありがたい焚き火で尻をあぶって喜んでいた。

 奥さんたちが大騒ぎしながらそうめんをゆでて冷やし、みんなですすり込んだ。花火をし、ビールを飲み、子供たちを寝かせたあと、Sさんが別に買った薪を火に補って、大人6人でキャンプファイヤーを囲んだ。のんびりと話をし、楽しかった。夏の夜空は星がたくさん出ていた。