標記システムはこの3月に手直しして、快調に動いている。
しかし、この株価好調の折柄、どうも売買成績がそれほど良くない。
毎日の売買シミュレーションの結果は、成績の良いものがテーブルに格納されて提示される仕組みだ。成績の悪いものは日々の値動きにより次第に排除されていく。ふと気づいてこのテーブルを見てみたら、銘柄数が減っている。はじめのうちは100社以上が残っていたが、今見ると70社ほどに減ってしまっていた。
ははあ、 “株式売買ユーティリティのメンテナンス” の続きを読む
オッサンは生きている。
標記システムはこの3月に手直しして、快調に動いている。
しかし、この株価好調の折柄、どうも売買成績がそれほど良くない。
毎日の売買シミュレーションの結果は、成績の良いものがテーブルに格納されて提示される仕組みだ。成績の悪いものは日々の値動きにより次第に排除されていく。ふと気づいてこのテーブルを見てみたら、銘柄数が減っている。はじめのうちは100社以上が残っていたが、今見ると70社ほどに減ってしまっていた。
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先週16日に突然正常に動かなくなってしまった株式売買ユーティリティ。やっと手を付けることができた。
案の定、十何年変わっていなかったYahoo!ファイナンスの仕様が変わったためであることが判った。返してくるHTMLに変な <span> タグや class が増え、まるで別物に変わっている。それに、GETの引数の仕様も変わり、以前のURLではデータを持ってこれなくなっていることも判った。
株価データを切り出すためのマッチング・パターンを書き直し、変な <span> タグや classのサニタイズを強化した。それからURLも書き直した。
動くようになったが、220社の株価データを全部取り直すのに数時間はかかる。
ああ、醜い、醜いねえ。昔から、「薬九層倍、百姓百層倍、坊主丸儲け」などと言ったもので、薬もこうなってみると九層倍どころの話ではない。……ま、「丸儲け」まではいってないからマシと言えばマシだけれどもさ。無論、今回だけの話をしてるんじゃない、今回を取ってみれば九層倍(9倍)なんてのは言い過ぎで、まずまず良心的ではあろうけれども、抗癌剤での暴利ぶりを見て見ろよコイツら。九層倍どころの騒ぎじゃないだろ。
いよいよヒリヒリヒリヒリ、導火線がチリチリと火花を上げてはじけ縮んでいく爆弾を最後まで持っているのは果たして誰か、テストされるような根性相場になった。おっそろしい。
私は、今回は「全力売り」の方なんで、まあ、ガタンと力尽きてほしいと思ってますが、それはそれとして、皆様の幸福を祈っていることは確かです、ええ、ええ(謎)。どうかお幸せに(増々謎)。
イギリスの猫官僚。笑ってしまった。
お堅い我が国政府にも、この程度の諧謔を楽しむ余裕があれば気分もほぐれて楽しいだろうなと思うが、まあ、我々日本人は糞真面目な上に
私は自分の金融資産管理の範囲内で多少株式の売買もする。だが、社会勉強程度のもので、
さて、去る1月8日の金曜日、日経平均は30年ぶりの高値、2万8千139円をつけた。バブル崩壊直後、平成2年(1990)8月16日の寄り付き2万8千97円以来の値段である。その後、日経平均は絶えて久しく2万8千円の声を聞かなかった。それが30年経ってこの高騰だ。
日本の株式市場は、新年の大発会直後は御祝儀相場などという日本らしい相場習慣が根強く残っているため、
そればかりか、昨年(令和2年(2020))の春から日経平均は実に堅調に推移している。昨年の春から今日までというと、まったくのところ、新型コロナウイルスの蔓延が世界を支配した時期である。この期間、日本人のセンチメントが日本株にじゃんじゃんお金を注ぎ込みましょう、なんていうような攻めの状況にあったとはとても思えない。
ましてこの新年は、新型コロナウイルス感染症急拡大を受けての1都3県緊急事態宣言、加えて関西・中京地域もこれに
では、どこから資金が流入しているのか。
古い言い方だが、株式市場に、外国人の体臭が
そうなってくると、単に「残った一番マシな市場」として、日本が浮上してくるわけである。そりゃあ、外国人臭い海外の資金も流入するだろう。
上記に根拠はなく、私の妄想に過ぎない。しかし、さしずめこんなところでそう
私の妄想通り、こんな理由での資金の集中であるなら、欧米が持ち直せば外国人はさっさとお金を引き上げてしまうだろう。
山高ければ谷また深し、とはなかなか味わいのある警句である。多少余剰資金のある向きもあるだろうが、今から買いに出動するようでは、この資本主義社会、ひいては民主主義ってものを理解しているとは、言えんでしょうなァ。
ああ、これ、ねえ。別に「最近」ってことはないんじゃないかな。「『産んでやった』『育ててやった』とか、恩を売るようなことを言うなら、なんで生んだんだ!お前らが勝手にしたことだろ!?」なんてことは、親に反抗する子の常套句で、取り立てて言うほどのことではない。
それはさておき、出生の否定は人生の否定、ひいては世界の否定でもある。私はキリスト教の回し者ではないし、キリスト教なんか嫌いだが、このことに関する解決の無視すべからざる有力な一方策は、既に2千年の昔、ナザレの大工の息子、ガラリヤの説教師、イエスによって提示されている。
そのいわく、「世界は悲痛や苦悩でできてはいない。喜びによって満たされている」すなわちこれである。ただ、その根拠について、キリスト教は強引なる
実は仏教も似たり寄ったりのことを別の経路で発見・定義・教示しており、各宗派によってそれは様々なのであるが、悲しいことに我々日本人には中途半端なキリスト教
ところが、哲学者が
悪いことに、
結局、欧州で数百世紀にも及んだ図らざる集団的宗教実験はあまり成功していない、などとと吐き捨てるのは急ぎ過ぎだろうが、では他に納得のいく解決の選択肢が欧州の人々に与えられているかと言うとどうも怪しい。まして欧州以外においてをや。「選択肢が与えられているかというと」と書いたが、「与えられる」? 誰から? ……みたいな堂々巡りにもなるだろう。
いずれにせよ、苦悩の解決に自ら到達する前に、圧倒的大多数の人間は長かろうと短かろうと命が尽きて死ぬわけだ。
私ですか?
私なんぞ、誰かに責任をおっかぶせて何かから逃れようなんてことは、とうに、してませんわ。いや、正確に言うなら、そんなことができる状況に、昔ッから、ない。だから幸福も歓喜もヘッタクレも、また苦悩も悲痛もクソも、そんなモン、アナタ(微苦笑)。そもそも誰かに責任をとらせよう、さて誰に責任を取らせよう、なんて選択肢の置かれた岐路自体が、私にはハナっから、ない。
出生なんて所詮は親の
餓鬼みたいなこと言ってンじゃねえよ。……あ、文字通りガキか。
まあ、あくまで私にとっては、ではありますけどね。だからこんな暴論めいた自分流の解決を、自分の妻や子供も含め、誰かに押し付ける気もないですわ。「反出生主義」なるほど、ええ、ええ、結構なことじゃないですかね、おお、ヨシヨシ、オジサンが聴いてあげるよネンネちゃん、ってなモンですわ。
あんまりにも無残で
この
故 に我 なんぢらに告ぐ、何を食 ひ、何を飮まんと生命 のことを思 ひ煩 ひ、何を著 んと體 のことを思ひ煩ふな。生命は糧 にまさり、體は衣 に勝 るならずや。空の鳥を見よ、
播 かず、刈らず、倉 に收 めず、然 るに汝 らの天の父は、これを養 ひたまふ。汝らは之 よりも遙 に優 るる者ならずや。
大発会でこれなら、明日以降なかなか期待が持てるな。
「『期待』だと?」
……ええ、そうです。ほぼ全力売り中ですゴメンナサイ。
まあ、そりゃ、そうなんだろうねえ……。
理由もヘッタクレも、下世話で恐縮だが、若い人には性欲ってモンも、そりゃ、あるからねえ。会わなきゃそれこそ「始まらない……」わけではある。
東証の時価総額上位300社と、自分の気に入った銘柄70社あまりを売買シミュレーションにかけてみていたが、ふと気づいてスクリーニングしてみると、私が採用している「過去5年で10回以上の売買実績があり、その勝率が95%以上であるもの」が70社そこいらしかないことがわかった。
そこで意を決し、東証の時価総額上位1000社の株価データを持ってきて、計算機の性能が激速になったのを生かしてシミュレーション、その中から残ったものを日常シミュレーションにかけることにした。
昨夜18時51分に株価の取得をはじめて、今13時間あまり。残り2百数十社だ。普段は差分だけをダウンロードする仕組みなのでこんなにはかからないのだが、さすがに初回はものすごく時間がかかる。シミュレーションと違って、株価のダウンロードはデータ提供元である「Yahoo!ファイナンス」の性能に依存しているからである。
シミュレーションは3時間強ほどで終わるだろうと見積もっている。
十何年動かしてきた標記システム。
先日、古いサーバを見限って、セキュリティの堅いデスクトップマシン上の仮想マシンに「Fedora 31」を導入し、その上に移設したところだ。
さすがはCerelonの32ビットから「Devil’s Canyon」ことCore i7-4790Kへの移設だけあって、性能には目を見張るものがある。
前記した通り、前はマシンの性能上の限界から、自分が着目した49個の銘柄を分析の対象としていた。
ところがどうだ。目を見張るようなスピードでカッ飛ぶようになったこのシステム、東証1部上場の時価総額上位銘柄から300社を持ってきて、自分が気になる銘柄71社を合わせた371社合わせてシミュレーションしても、1時間余りで終わってしまう。前のマシンでは20時頃からスタートさせて、23時~24時頃までかかってしまっていたのだ。
これはもう、大幅に手を広げて、株式の売買に励むよりほかない。
自宅で10年以上の間、株式の売買シミュレーションシステムを運用してきた。Linux上で作動する。
以前、このブログでも少し書いたことがあるが、これで多少儲けても来ている。
このシステムは、株価をネットからダウンロードするプログラムをPerlで、これを格納するRDBはPostgreSQL、シミュレーションはCで、ユーザインタフェースはPHPで、というハイブリッド(笑)なつくりである。プラットホームは古いIntel Cerelon D “Prescott-V” 2.66GHzのマシン上に最初Fedora Core 5をインストール、順次アップグレードし、最後はFedora 9となっていた。
2年ほど前からだったろうか、株価をネットからダウンロードするプログラムがうまく動かなくなってしまっていた。株価は「Yahoo!ファイナンス」の時系列データから無料で頂戴してくるのだが、これはデータではサービスされておらず、htmlの中から特徴的なタグに正規表現でマッチングさせて株価を取り出してくる仕組みになっていた。なので、うまく動かなくなっていたのは、さしずめYahoo!ファイナンスの仕様が変わり、htmlのフォーマットなどが変わったのだろう、と思っていた。実際、正規表現でマッチングさせて目的のデータを切り出すコードになっているから、わずかでもhtmlが変わると、途端に消化不良を起こすのである。
原因究明や修理が面倒で、また、しばらく株式も値動きがあまりなくて面白くなかったから売買もしておらず、シミュレーションシステムも放りっぱなしになってしまっていた。
そんな折も折、ここへきて、新型コロナウイルス蔓延により外出の自粛が推奨される事態となった。ために、やむなく家に垂れこめている。平日は仕事に
そこで、意を決して上述のシステムを修理することにした。多分、Yahoo!ファイナンスの仕様、
ところが、その推量は全然違っていた。
株価ダウンロードプログラムは、htmlをダウンロードするのに、CPANの「LWP」ライブラリ等は使わず、Perl内から「wget」を呼び出して使っていた。そうしないとSSLの部分が面倒だからだ。
問題は、このSSL部分にあった。Yahoo!全体の仕様が、TLS1.2未満のSSLを拒絶するよう変更されていたのだ。Fedora 9は、OpenSSL0.9.8までしか対応しておらず、そしてOpenSSL0.9.8はTLS1.0までしか対応していない。
そこまで確かめて、やっと思い出した。私のシステムが動かなくなった2年ほど前というと、ちょうどSSLのセキュリティホールやSHA-1アルゴリズムの
私はその頃、仕事が非常に忙しく、自宅のPC環境など
原因は、wgetとOpenSSLが古い、ひいてはプラットフォームOSが古いことにあった。
最新のFedoraシリーズのバージョンは「31」になっており、そもそも平成17年(2005)発売のCerelon Dのような32ビットCPUには対応していないから、もう、古いLinuxマシンはそろそろお払い箱だろう。
私のデスクトップマシンはCore i7 4790K 4GHzにメモリは32GBをブチ込み、ストレージは1TBのHDDから、先日2TBのSSDに換装したところだ。されば、ここはもう、仮想化しかあるまい。
VMWare Playerをダウンロードしてインストール。非営利であれば無料である。これにFedora 31のisoイメージを本家サイトから貰ってきてインストールする。
動かしてみてびっくりした。私のような商用のSystem V育ちの者にとって、Linuxの「init」システムは長年慣れ親しんだシステムなのだが、Apache2を動かそうと/etc/rc.d/init.d/の下を覗いてビックリ仰天!何も入っていなくて、空っぽではないか!(笑)
こ、これは……!とGoogle先生にお尋ね申し上げ、今は「init」は否定の憂き目にあい、「systemd」というものに置き換わっているということを知る。
「systemctl」というサービス・コマンドの操作を調べ、これでhttpdを動かす。PostgreSQL、PHP、wgetなど必要なものをyum改め、「dnf」で次々とブチ込む。
それから
phpで作られたユーザインタフェースについては、POSTやGETの引数を直接グローバル変数として扱うことのできるかつてのPHPの仕様が廃止されてしまっており、そのままでは動かなくなってしまっていたが、そこは
SELinuxを調整しないとPostgreSQLとPHPが協調動作しないなど、多少ひっかかったところもあったが、元の通り株価売買シミュレーションシステムは作動するようになった。
さすがは Core i7 だ。生マシンから仮想マシンへの移設とはいえ、もはや
もともとこのシステムでは、過去5年分の株価データに対し、8900通り×49銘柄の売買シミュレーションを行っていた。Yahoo!ファイナンスに株価の整理値が出揃う20時50分頃から「cron」でこのシステムを起動していたのだが、これだけの組み合わせのシミュレーションを行うと、全部終わるのは23時くらいにはなってしまっていた。
ところが今回の移設で、それらシミュレーションがなんと10分ほどで完了するようになった。かつて誰かが言っていたが、「稚拙で鈍足なアルゴリズムでも、意外にマシンパワーの進歩で解決されてしまう」ということの実例を目の当たりにした次第である。
さて、そのようにしてシミュレーション結果を見てみると、やはり、新型コロナウイルスの影響で、相場は鉄火場と化している。大変な勢いで売買指標が出ている。これは大変だ。
今この鉄火場に飛び込むのは危険である。ウイルス禍が一段落し、上昇相場になったところからが勝負だろう。
たまっていた来簡、株式の取引報告書、広報誌など、全部ScanSnapに叩き込んで始末してしまう。
マシンの性能がいいので、文字の認識もあっと言う間。